2018/11/20 12:30

ケチュア族は、コロンビア、エクアドル、ペルー、ボリビア、チリなど中央アンデス地帯の高地に住む先住民です。

国をまたぐ広範囲に渡って住んでいるケチュア族。そのなかでも私の大好きな国の一つ、ペルーへ ケチュア族の民族衣装を買いに行ってきました。

 

初めて南米を訪れた時、ケチュア族の民族衣装を見て「なんて可愛らしいんだろう」と一目惚れ。

私も着てみたい! と思いながらも購入のチャンスを逃していました。


今回、どうしても手に入れたくて、ペルーのお友達が住むワラスのマーケットまで素敵な民族衣装を探しに行きました。


 

ペルーの首都リマでは、民族衣装を着ている方はまったく見かけません。

大観光地のクスコでも、お祭りの時以外は普段から民族衣装を来ている人は少なく、街で見かけるのは記念写真を撮らせてお小遣いを稼いだりしている人達が多いようです。

 

クスコでのお祭り



ペルー アンカシュ県にあるワラス(Huaraz)はこじんまりとした街ですが、ブランカ山群や国立公園へのトレッキングへの出発地点として発展しており、鉱山開発の拠点として人が集まる、とても活気のある街です。




そして、ここワラスでは、まだ沢山の女性たちが普段着として民族衣装を着ています。

しかしながら、若い人はだんだん民族衣装を着る人が減り、ジーンズ姿の若者が増えているため、街で見かける民族衣装に身を包む女性はおばちゃん達ばかり。

けれど、そのおばちゃん達のセンスたるや!


スカートにペチコート、エプロンやニットのカーディガン、スパッツから帽子まで、その絶妙な組み合わせや配色バランスが本当に素晴らしいのです!



日本では絶対に売っていないであろう原色同士を組み合わせたり、シックな色を合わせてスマートにまとめたり、同系列の微妙な違いでアクセントをつけたり、見る人見る人みんな、なんてオシャレなんだろう!と本当に関心してしまいます。


街で見かける女性達は本当にオシャレ。

 


ケチュア族の民族衣装は、同じペルー国内でも地域によって違っていて、スカートの長さや、帽子の形や高さ、刺繍の有無など大きく違っています。

 

こちらはチチカカ湖、タキーレ島の民族衣装を着た人達。 

チチカカ湖周辺でも民族衣装は普段から着用されている人が多いようです。




ワラス地域のスカートは全面にミシン刺繍がされているものがあり、自分の特例な日をオーダーメイドで贅沢に刺繍したりもします。

記念の年が刺繍されたオーダーメイドのスカート。

 



そして、もう一つの特徴がこの帽子。


アンカシュ地方独特のデザインで、背が高く、横にリボンが縫い付けられています。




このリボンの量が多ければ多いほど高級な帽子で、被っているとリボンの重さで帽子が傾いてしまうそうです。

 



お友達に連れて行ってもらい、ワラスの街中にある民族衣装を専門に売っているお店でカーディガンから、スカート、ペチコート、エプロン、帽子までの一式を購入。


商店街近くの露店

 


お店に居た女性に、お友達がインタビューしたところ、この女性はスカートの下になんと!!

ペチコートを11枚も履いていました。


寒さ対策を兼ねているようですが、見えないところのおしゃれへのこだわり。素晴らしいですね。



 

後日、ワラスの民族衣装に身を包み、テンション上がりまくりで、お友達にメルカドに連れて行ってもらいました。


同じ民族衣装で、メルカドの女性達に紛れる私。

 


うつむいていると地元の人と分からないようで、顔を上げるとビックリされたり、

地元のおばちゃん達にもウケて、たくさんの人達に声をかけてもらい、私も少しだけワラスの人になれたようで、うれしくて楽しいひと時でした。




 ブログを読んでいただき、ありがとうございます


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