2018/12/09 19:00

ワユーバックとの初めての出会いは、世界一周中に訪れたコロンビアのカルタヘナというカリブ海沿いの観光地。

一目見ただけで、「かわいい! 欲しい!」と思ったものの。 私はバックパッカー。

LAから南下し始めて、まだ旅は始まったばかり。 

荷物は増やせないし、貧乏旅行中。我慢して買わないでおこう、と一旦諦めたけど、

やっぱりどうしても気になって、迷って迷って。 


やっぱり諦めきれずに、後日また売られている場所に戻り、バックを手に入れました。 

その時はワユーバックと言う名前すら知らないし、世界的にも今おしゃれな人達に人気だなんて知りもしなかったのですが。




 

世界一周の旅から帰ってから調べてみると、

Wayuu族はコロンビアとベネゼエラにまたがる、カリブ海沿いのグアヒラ半島に多く住んでおり、未だに伝統的な生活を送っていて、伝統の一つとして代々⼥性達がワユーバックを⼿で編んでいて、バッグを完成させるのには20⽇間ほど、複雑なもので⼀ヶ⽉かかるとか。


昔からの伝統を大事に受け継ぎ、こんなにも素敵なバックを編む人達にどうしても会ってみたくて、ワユー族の人たちに会いにコロンビアのリオアチャまで行くことにしました。

 


コロンビアの首都ボコタのツアー会社にアレンジしてもらい、飛行機を乗り継ぎリオアチャへ。

(ワユー族の村への訪問は現地の代理店を通して行わないと難しいです)

 

 

飛行機から見た空港近くの街の風景。バラックのような民家が点在しています。

首都ボコタから、飛行機で約1時間リオアチャにやってきました。

ボコタは標高が高くて、滞在時には曇りや雨が多く毎日ダウンを着るほど寒かったのに、ここリオアチャはカリブ海沿いで、いきなり真夏の気候です。





次の日、さっそく街のツアー会社の方にワユー族の村まで連れて行ってもらいました。

私が行った村は、街からそれほど遠くなく、観光客を受け入れているためか、比較的豊かそうな村でした。


そこでは、ワユー族の人々がどんな暮らしをしているのか、どんな伝統を守っているのかのお話が聞けました。

ワユー族は⼦孫を残す⼥性が優位の社会で、⻑⽼はお婆さんです。

村の女の子は、年頃になると女性になるために、約5ヶ月間 人目につかないよう家に引きこもって母親やおばあちゃんにしか会えなくなり、その時に女性になるための全てを教わります。

そして、その期間が開けると、髪を切り、服も全て変えて出てくるそうです。


昔はワユーバックは女性だけが編んでいましたが、現在は力作業でもある紐の部分は男性が編んでいることが多いとか。

 



お昼にワユーの伝統食フリチェをいただきました。

山羊肉で塩だけで味付けしていますが、臭みもなくてとても美味しい! 普段あまり肉を食べない私も感動しました。


飲み物も伝統食のチチャ。 甘酒みたいな味でこれも美味しかった。

 



最後にワユーの伝統の踊りを見せてもらいました。

この踊りは「雨乞い」だったり「病気平癒」だったり、祈りの踊りです。

 







そして子供達の笑顔が本当にかわいらしくて、カメラを向けると大はしゃぎで笑いながら隠れんぼ。

本当にキラキラした素敵な笑顔でした。

 



一つのバックに出会って、色々な世界が見えた素敵な出会いでした。


 


 

☆☆ブログを読んでいただき、ありがとうございます。☆☆☆


 

 

ブログ参考商品


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